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沓野 大助

フードスーパーバイザー

沓野 大助


【profile】2012年入社。千葉県船橋市出身。高校卒業後、奇しくもサントリー系列の企業が経営する飲食店でアルバイトし、当時の部長から「料理人になれ」と言われたのをきっかけに飲食業界で本気で働くことを決意。著名なレストランをはじめ日本全国をまわり、その経験を踏まえ当社へ入社。

「経営を学びたい」と思ってここに来た。

料理人から当社への入社を決めたきっかけは、直接の理由は「体調を崩したから」でした。35歳の頃、そろそろ独立を、と考えていた時だったので、ショックは大きかったです。しかし今から考えると、その時に独立をせず、当社への入社を選択して良かったと思います。なぜなら、当時を振り返ってみると、自分にはまだ経営者としての視点が足りなかったと思うから。北海道から沖縄まで、日本各地で料理人としての腕を磨き、名のあるレストランのシェフに師事したこともありましたが、売上や利益といった経営にまつわる数値のことを学ぶ機会はなかった。当社の求人内容を目にした時は、「飲食店の経営のことを学んでみようか」と考え始めた頃だったので、「渡りに船」のように感じたのを今でも覚えています。

難しい仕事だが、達成感が大きく楽しい。

今の仕事を一言で言えば、飲食店向けのコンサルティングです。当社のお取引先の中から、「新しいお店を立ち上げたい」「新しいメニューを開発したい」といったご依頼に、企画からその実践、アフターフォローまでトータルに対応させていただいています。入社当初は人気居酒屋チェーンの「お客様と会話が生まれる新メニューを提案して下さい」というオーダーにお応えしましたし、これまでには大手居酒屋チェーンの新業態立ち上げプロデュースもさせていただきました。今では、自分には料理人よりもこっちの仕事の方が向いているのでは、とさえ思います。お取引先には経営者の方がいて、そこで働く現場のスタッフがいて、さらにその先にユーザーであるお客様がいらっしゃる。その全てを喜ばせることが求められる難しい仕事ですが、それが実現できた時の達成感は大きいし、何より楽しいです。

料理人としての視野も広がった気がする。

コンサルタントになって大きく変わったと思うのは、食材に対する見方です。料理人だった頃はいかに美味しい食材を探すか、という視野だったのが、今は埋もれている安価な食材を探して、自分の技術によっていかに付加価値をつけるか、という視野になっている。たとえば養鶏場で卵が産めなくなった親鶏は、その多くが「廃鶏」と言って処分されている。でもその鶏肉は驚くほど旨味が出ているのだけれど、かなり硬い。私はその親鶏を安価で仕入れられるルートと、自分の技術で美味しく料理するノウハウを確立し、お取引先に提案しました。結果として料理人としての腕も上がり、視野も広がった気がしますが、そんな経験とノウハウの蓄積をベースに、近い将来の「独立」も視野に入れられるようになってきました。「自分の判断で、自分の好きなようにやりたい」という想いが募ってきましたね。

「腕に覚えあり」な人にはお勧めしたい。

先日、アメリカへ海外研修に行ってきました。ニューヨーク、サンフランシスコなどを回る9日間の旅程でしたが、客単価2~3万円のハイエンド向けコリアンレストランが人気を集めているのが印象的でした。多様な文化を受け入れる土壌や風土があるのを、肌で感じられたのはとても良い経験でした。そんな他ではなかなか得られないような経験もさせてもらいながら、お取引先への提案もわりと自由に任せてもらえるので、自分を成長させられる経験をたくさんできる環境がここにはあると思います。たとえば私のようにずっと料理人としてやってきて「腕に覚えあり」という方が、経営や数字のことをしっかりと学んで将来のビジョンを明確にしたいというのであれば、当社は断然お勧めです。

サントリー・グルメ開発部で働くことにご興味のある方はこちらからご応募ください。

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